VISA(ビザ)の種類と申請方法


留学の目的や滞在期間によって取得すべきビザの種類が変わります。主なビザの種類3つと申請方法についてご紹介します。

F-1ビザ(学生ビザ)

最も一般的な学生ビザで、米国内の認定大学、私立高等学校、認可された英語プログラムなどで教育を受ける場合に必要です。
3ヶ月以上滞在する場合、または週18時間以上の授業を受ける場合も F-1 ビザが必要です。
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M-1ビザ(職業訓練学校生ビザ)

米国の機関で、非学術的もしくは職業的な教育または研修を受ける場合に必要です。
専門性の高い学校(デザイン学校や美容学校など)で学ぶ方を対象に申請が求められます。
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J-1ビザ(交流訪問者ビザ)

J-1ビザには、トレーニングプログラムとインターンシップの2つがあります。
トレーニングプログラムは、研修や技術の向上がその主目的でなければならず、本来正規従業員が就くはずの業務を研修生が代行することはできません。
職務経験があることが申請条件になっています。
インターンシップは、日本の専門学校・短大・大学に在学する学生を対象にしたものです。
交流訪問者を受け入れる教育機関もしくはプログラム主催者が、ビザの申請時に提出する必要書類を申請者に交付します。
参加するプログラムはアメリカ政府の認可を受けている必要があります。
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短期留学でもビザは必要?

滞在期間が90日以内、かつ1週間の授業時間が18時間未満の場合、「VWP(ビザ免除プログラム)」の対象となりビザの申請をする必要はありません。
その代わりに電子渡航認証システム『ESTA』の認証を受けなければいけません。
パシフィックブリッジアカデミーでは、弊社を通して留学のお申込みをして頂いた方向けに、無料で『ESTA』申請サポートをさせて頂いております。
申請でご不明な点ございましたら、ご遠慮なくご相談ください。
『ESTA』申請サイト

働くことはできるの?

米国内で就労するためには、就労ビザを取得しなければならず、原則上記ビザで働くことはできません。
ただしF-1ビザ保有者には、米国の大学や大学院を卒業後、最長12カ月間仕事をすることができるOptional Practical Training (オプショナル・プラクティカル・トレーニング)とい制度があります。雇用主が決まっていなくても米国内の滞在が可能になります。
また、1学期中に12単位以上を選択しているフルタイムの学生(語学学校では1週間に18時間通っている)は、週20時間まで学校内でのみアルバイトが可能です。
ただし、在学1年以上というのが条件になるため、在籍2年目以降の就労となります。
カナダやオーストラリア留学などでよく耳にするワーキングホリデーいわゆる”ワーホリ”は、週の時間制限などなく就労できるビザですが、
残念ながらアメリカと日本間での協定がなく、制度自体がありません。
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ビザの申請方法は?

ステップ1:ビザの種類を決定

非移民ビザについての一般情報を読み、ビザの種類を決定する。

ステップ2:ビザ申請書の提出

DS-160ビザ申請書のガイドラインをよく読み、申請書を記入後オンラインで提出する。提出後の修正はできないので、慎重に行ってください。
郵送申請の場合、DS-160フォーム確認ページのコピーを提出書類と共に大使館・領事館へ同封する。
米国ビザを初めて申請する場合は、プロファイルを作成する必要があります。

ステップ3:ビザ申請料金の支払

ビザ申請料金を支払う。学生・交流訪問者ビザ(F/M/J)申請者は、SEVIS費用の支払が必要です。

ステップ4:面接予約

ビザ申請料金・SEVIS費用を支払い後、オンラインで面接の予約手続きをします。
領事との面接が終了し、ビザが許可された場合、あなたのパスポートは大使館・領事館で発給手続きのため約1週間預かる必要があります。
面接後すぐに渡航等の理由でパスポートが必要となる場合は、帰国されてから米国ビザの面接予約をしてください。
面接予約には以下の情報が必要となります。

  • パスポート身分事項ページの情報
  • 12桁の受付番号
  • DS-160確認ページの10桁のバーコード番号

【注意】
面接予約の際に必要な今回のビザ申請に使用するオンライン申請書(DS-160)の確認番号は、正しく入力してください。
間違った番号を入力した場合、申請が受理されない、または面接予約がキャンセルされることがあります。

ステップ5:米国大使館または領事館へ訪問・面接

予約した面接日程に、下記書類を持参の上、米国大使館または領事館で面接を受ける。

  • プリントアウトした面接予約確認書
  • DS-160フォーム確認ページ
  • 証明写真1枚 (5cmx5cm、6ヶ月以内に撮影した背景白のカラー写真)
    DS-160確認ページ左上部に顔にテープがかからないように留める。眼鏡を着用した写真は不可。
  • 米国での滞在予定期間に加えて6か月以上のパスポートの残存有効期間があるパスポート(ただし、国別協定によってこれが免除される場合があります)
  • 過去10年間に発行された古いパスポート
  • 翻訳(英語以外の書類はすべて必要)
  • 外国人登録証または在留カードの両面のコピー(日本国籍以外の方)
面接の質問例
  • あなたの訪問目的はどのようなものですか?
  • 米国に友人や親戚がいますか?「はい」の場合、招待状をお持ちですか?
  • ご滞在を計画している期間はどのくらいですか?
  • 帰国する意思があることを証明することは出来ますか?
  • 母国へのあなたの関係を証明することが出来ますか?(ご家族、仕事、勉学など)
  • これまでに逮捕されたことはありますか?
  • これまで有罪判決を受けたことはありますか?
  • これまでに伝染病にかかったことはありますか、もしくは現在伝染病にかかっていますか?
  • 以前に米国に行ったことがありますか?
  • あなたの訪問目的はどのようなものでしたか?
  • 以前のビザでオバーステイをしたことがありますか?
ステップ6:ビザの発給と受取

ビザが発給された場合、面接予約時に指定された書類送付先住所にビザが届けられます。
面接からビザ発給までは、約5営業日程度時間を要しますが、状況によりますので、あくまでも目安としてください。
すみやかにパスポートを受領するには、パスポートを追跡するを参照してください。